今日は第3回科学者維新塾でした。この塾は河田先生がオーガナイズしてるセミナーです。毎月1回開催されていて、色んな分野の講師の話が聞けるのとおもろいドクターの先輩と話せるので楽しみにしています。
今回の講師は元日経エレクトロニクスの編集長の西村さん。演題は「理系博士をとってジャーナリストになる」でした。
今まで1mmたりともジャーナリストになろうなんて思ったことはないし、デザインを専攻している僕にとっては無関係やん!…と思っていました。事前の質問も全然思いつかんだし。
ところがどっこいイカの筋肉。全然そんなことなかった。
講演内容は、西村さんの来歴からその時起こったことに対する考察と感想に始まり、高学歴ワーキングプアの構造的背景、科学ジャーナリズムと技術ジャーナリズムの違い、それらの日本と海外の違い、ジャーナリズムの限界などについてでした。
これらは現在の大企業中心の産業構造や、失業対策として機能している大学がそのあり方に気付いていないという無知さに対する批判であったし、ものづくりをして行く上で、学問を学んでいる自分にとっては欠かせない態度だと思った。またジャーナリズムとリテラシーの関係性からデザインにも応用できる考え方がいくつかあって参考になった。
結局、研究室で没頭するのも大事やけど、外に出て(セミナーは中之島で開催)多くの人の意見を聞いてディスカッションするのも大事やなと思いました。