劇をつくるのにはエピソードが欠かせないということで、ロボットを題材とした映画を見返しています。
最近の映画ではやはり「ターミネーター4」が注目です。
ターミネーターシリーズと言えば、未来からやってくる殺戮兵器ロボットと、後に人類のリーダーとなるジョン(とその母親のサラ)との戦いを描いたモノで、全世界で大ヒットを飛ばしています。
機械対人間という技術の進歩に疑問を問いかける内容ではありますが、その技術を扱う人間のモラルや責任を考えさせられる映画だと思っています。
しかし、最新作の4は違う意味があるんじゃないかと考えています。
これまでターミネーターと呼ばれるロボットは未来からやってくるものでした。4では未来では無く現在です。
これは人間の想像力に技術力が追いついてきた事を象徴していると思います。
1や2の想像上のロボットは徐々に実現できるものとなりつつあり、CGでは無くリアルに動いているロボットもあるそうです。
そう考えると、最近の近未来映画の車は空を飛ばなくなりました。時代の影響か、夢が無くなっている気がします。
また、月日が流れてもそれ以上の未来を見たことがありません。
インターネットによって広範囲の情報が即時に手に入るようになり人間の想像力は落ちていっているのかもしれません。
その先をつくる人間になりたい。